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小松俊明の活動記録
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「デキる上司は休暇が長い」
小松俊明 著 (あさ出版)


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読売ウイークリー 2004年2月号

危険な転職願望

外資系ヘッドハンティング会社「ハドソン・グローバル・リソシーズ」の
小松俊明さんは、こう指摘する。

「そもそも、転職というのは自分に最も合った仕事を探すことです。それが身の丈以 上の職を求めて異常なほど背伸びをしたり、 今の職場から逃げ出したいという脅迫観 念のようなものから会社を辞めたりするのは大きなリスクをともないます。安易な転 職願望から、 転職を繰り返すのは得策ではありません」

小松さんは、成功する転職は、現在の会社でも一定以上の評価を受けている場合に限ると主張する。 それを裏付ける教訓的なケースを最後に紹介する。

ある中堅食品会社で働くタカオさん(38)は、社内では数少ない英語を話せる商品開発部門の課長だった。 自分のキャリアに自信を持っていたが、他社に行けば、もっと給料をもらえるのではないかと思うようになっていた。 外資系なら3割アップも夢で ないと胸をふくらませた。

そんなある日、求人雑誌の特集に、自分にうってつけと思われる求人を発見した。老 舗の食品会社の商品開発マネジャーで、 年齢は40歳まで。英語が必要で、年収は若干アップする。

ところが、タカオさんは、とんでもないことに気付いた。この広告を出した会社は、自分の会社ではないか、と。 応募先の人材紹介会社に電話してみると、予想が的中した。図らずも自分の会社は、自分の後任者を公募していることが判明したのだ。

省みれば、社内に英語を話せる人材がいないことをいいことに、上司に逆らっていた。それに、最近は仕事もいい加減だった。その結果、 会社は自分をリストラの対象として、ひそかに動き出していたのだ。

今の職場や今の仕事を大事にせず、厚遇されて次の会社に移っても、いずれリストラの対象になってしまう―― この一件でこう悟ったタカオさんは、初心にかえって日常業務に精を出し始めた。おかげで、タカオさんは、 すんでのところでリストラから免れた。この事例は、本業に手を抜いて、不健全な転職願望を抱いても幸せになれないことを教えてくれる。

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